東日本大震災からの地域医療復興に向けて、総合地域医療研修センター

3月5日（水）19時00分から歯学研究科B1講議室にて、第7回周術期口腔機能管理セミナーを開催しました。当日は、学内のみならず市内開業医を含む67名の参加を頂きました。今回は、九州大学病院全身管理歯科の二木寿子先生と、医療技術部歯科衛生士室の疋田春奈先生を講師としてお招きし、二木先生には「九州大学病院「歯科部門」での周術期の取り組み―医科歯科連携に基づくセンター化の必要性―」、疋田先生には「周術期の患者さんをサポートする歯科衛生士の役割―周術期専門的口腔ケアの実際と医科スタッフへとの連携―」をテーマに講演頂きました。二木先生には九州大学病院で実際に行われている周術期口腔機能管理における他職種連携について説明して頂き、また一次、二次医療機関との地域医療連携の進め方について御説明頂きました。東北大学病院では現在、周術期口腔機能管理センターの整備に向けて動いておりますが、その運営を行っていくうえで、他の一次、二次医療機関との連携は不可欠であり非常に参考となりました。また、疋田先生には、衛生士の立場から実際の行った口腔ケアについて、症例を提示頂きながら具体的で実践的な説明を頂きました。その後、活発な質疑応答がなされ、さらに非常に有意義な講演会となりました。

歯学研究科では、周術期口腔機能管理を行っていくうえで、歯科医療業種のみならず、医師、看護士、理学療法士等の他職種との連携も積極的に図って生きたいと考えております。