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【歯科部門】留学生を対象とした災害歯科学を開催致しました。(2014.10.23-24)

2014/10/28(火)

本学留学生に対して、10月23日(木)、24(金)の午前(40分×3コマ×2日間)に「災害歯科学」を開講致しました。本学では、短期留学を含む、多くの学生を受け入れており、東北大学で学ぶ学生として、将来本国において東日本大震災の事実を伝え、また有事の際に活躍しうる人材の育成を目的に、歯学イノベーションリエゾンセンター国際連携部門と連携し災害歯科医療学実地研修会等を行っております。今回は知識としての災害歯科学の理解を深めより充実した内容を図るため、留学生向けの講義を開講しました。冒頭、佐々木啓一歯学研究科長から、「大規模災害時における歯学の役割」について講義いただき、総括副病院長としての立場(当時)から島内英俊教授より「大規模災害時における大学病院歯科部門の役割」について、国際歯科保健学分野の小坂健教授には「避難所支援から復興を考える」と題して口腔ケアや震災後の調査から見えてきたものから復興を考える内容で講義頂きました。2日目は、東北メディカル・メガバンク機構の坪井明人教授に、震災当時に口腔保健活動の陣頭指揮を取られた経験から、「巡回診療‐大規模災害時の歯科医療救護活動-」について、歯科法医情報学分野の鈴木敏彦准教授に「東日本大震災における歯科的身元確認 -東北大学の取り組み‐」について、講義頂きました。また、後半は「総合地域医療研修センターの取り組み」について、本センターの冨士岳志助教が「災害歯科学 -総合地域医療研修センター支援プロジェクト-」と題し、本センターの事業や取り組みについて講義を行いました。講義は全て英語で行い、詳細な内容については歯学リエゾンセンターの洪准教授が解説致しました。震災から既に3年7ヶ月が経過しようとしておりますが、被災地に位置する唯一無二の総合大学である本学で学ぶ学生が災害歯科学を学ぶ意義は、本学の留学生においても認識されており、初めての試みではありましたが数多くの質疑応答もあり、非常に有意義であったと思われます。本センターでは引き続き学部留学生に対しても、今後継続して開講していく予定です。

☆講習会の様子



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