東日本大震災からの地域医療復興に向けて、総合地域医療研修センター

平成27年度総合地域医療研修センター事業として、6月21日（日）に、南三陸町にて災害歯科医療学実地研修を行いました。当日は、学部学生や留学生、引率教員ら計10名で震災から4年3ヶ月が経過した南三陸沿岸地域を訪問しました。本学16回生の公立南三陸診療所歯科口腔外科部長の斎藤政二先生に、歯科医療を含む当時の状況や、これまでの変遷について説明いただき、沿岸地域の視察を行いました。町全体が盛土に覆われ、一見すると復興が急速に進んでいるように見えましたが、まだまだ実情は厳しく、復興への道のりは遠いと感じました。震災の記憶を残すものは僅かとなってきていますが、本学としては後世に伝えていかなければならない使命感のもと、今後も継続していく予定です。

 

お忙しい中、御協力頂きました斎藤政二先生はじめ、関係者の方々に厚く御礼申し上げます。