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2015年7月26-29日、8月16-19日に全国の医学生を対象に被災地医療体験実習を行いました。

2015/9/4(金)

2015年7月26-29日、8月16-19日に全国の医学生を対象に被災地医療体験実習を行いました。総合地域医療研修センターと宮城県医師育成機構の共同の事業として企画し、齋藤涼子先生、笠島敦子先生、井本博文先生、田畑雅央が引率教員として同行しました。
今夏も石巻赤十字病院、気仙沼市立本吉病院の2施設を10名の学生さんが訪問しました。初日に東北大学病院でオリエンテーションを行った後、宿泊地の南三陸町に向かいました。南三陸町では震災の語り部さんが同行し、南三陸町の被災地域の現状の視察を行いました。翌日から2班に分かれ、1日を石巻赤十字病院で、1日を本吉病院で計2日の実習を行いました。石巻赤十字病院では、震災時の石巻赤十字病院の対応について人事課長の阿部雅昭様からの講話の後、免震構造の見学、石巻近辺の被災地の見学を行いました。本吉病院では外来診療、病棟診療の見学、訪問診療や仮設住宅での健康相談、グループホームでの診察への同行などを行いました。また水曜日夜に東北大学病院に帰院後、1回目は総合地域医療教育支援部の石井正教授から、石巻圏合同救護チームのGMとしてどのように考え、どう活動をしたかについて講話をいただきました。2回目は卒後研修センターの菅野武先生より、震災時の南三陸の状況と、それを現在、そして未来にどう繋げていくかについてのお話がありました。そして最終日木曜日の午前中に振り返りを行い、全日程を終了しました。  
2011年夏から実施しています本実習も今回で16回目を数え、参加してくれた医学生の総数は113名となりました。
被災地の様子も年々様変わりしてきています。参加された学生さん達が、この実習で見たことや経験したことを活かして、将来良い医師になってもらえればと思います。
ご多忙のところ今回も本実習にご協力頂きました石巻赤十字病院、気仙沼市立本吉病院の先生方、スタッフの皆様、石井正先生はじめ本学御関係者の皆様、ならびに宮城県医師育成機構の皆様に心より御礼申し上げます。
★実習の様子


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