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漢方・統合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催「第31回 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー」が開催されました。(2016年9月29日)

2016/10/4(火)

2016年9月29日に東北大学大学院医学系研究科漢方・統合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催「第31回 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー」が東北大学クリニカル・スキルスラボ5階グループ学習室にて開催されました。

この日のテーマは「消化器症状」でした。参加者は4-5人のグループ3組に分かれ、グループ内で問診担当の医師役・書記・発表者などの役割を決めて、まずは医師役が当科スタッフの扮する模擬患者に対して問診をおこないました。模擬患者は他院で便培養や大腸カメラの検査を受けても異常がなく下痢型過敏性腸症候群と診断されたものの、治療薬を飲んでも症状が軽快しなかったという紹介状を持参した女性でした。問診が終わった後に身体診察所見のプリントが配付され、情報を総合してグループ内で相談を進め、漢方的診断および治療法の決定(弁証論治)をおこないました。初学者グループはスタッフから必要な知識の解説を受けながら、また学習が進んでいるグループは自分たちで虚実・寒熱や臓腑・気血水についても考えながら、解答の脾陽虚/裏寒虚証や大建中湯を導き出すところまで進みました。その後、グループ毎に発表をし、さらにはスタッフによる症例解説を受けて頂きました。解説の前には煎じ薬の試飲もありました。

今回は、医師・薬剤師・学生(医歯薬)を含む15人の方に御参加いただき、感謝申し上げます。次回のセミナーは11月17日(木)に予定しています。今回同様に楽しく学べるように進めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。

 



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