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漢方・統合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催「第36回 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー」が開催されました。(2017年9月28日)

2017/10/3(火)

漢方・統合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催「第36回 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー」が開催されました。(2017年9月28日)

  2017年9月28日、東北大学大学院医学系研究科漢方・統合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催「第36回 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー」が東北大学クリニカル・スキルスラボ5階グループ学習室にて開催されました。


 今年度に入り、漢方診断(弁証)のイメージをイラストにして表現してみましょうとのコンセプトでセミナーを進めて参りました。前回と前々回にわたっては「気・血・水」について学びました。

今回のテーマは「臓腑弁証」でした。五臓六腑の働きや身体所見・症状などから弁証する方法について、ショートレクチャーを受けて頂いた後、2つのグループが担当する臓腑として、肝の病証と脾の病証が選択されました。レクチャーも極めて短い時間しか行っていないこともあり、参加者の方々がどれだけついてきてくださるか心配しておりましたが、グループ発表での出来上がりから考えるとそれも杞憂に過ぎなかったようです。赤鬼・青鬼のイメージで肝の病証を虚実に渡って描かれたり、運送会社の業務として脾の働きや病証を表現されたりと、絶妙な表現には思わず目を奪われてしまうほどでした。当科・有田院生の「エアコン肺(Hi)」は、おやじギャグもさることながら室内機と室外機の使い分けなど、皆が唸ってしまう着想でしたね。

各グループの発表が終わる頃には杞菊地黄丸・帰脾湯・麦門冬湯の三種の湯液も煎じ上がり、皆様お待ちかねの試飲となりました。今回は試飲に加えて、生薬現物を見て味わって頂きながら湯液を当てるクイズ形式をとりました。参加者の皆様は、生薬現物を見ながら試飲するのが大好きな御様子でした。試飲の後は、例によって方剤解説を行いました。御参加の皆様、まことにありがとうございました。

 

次回11月16日は「八綱弁証」をテーマに学んで参ります。引き続き多くの皆様方が御参加くださいますようよろしくお願いいたします。

 

 

 


 

 

 



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