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第21回漢方研修会を開催いたしました。(2017.11.24)

2017/11/30(木)

平成29年11月24日に東北大学医学部6号館講堂において第21回漢方研修会を開催いたしました。

 

今回は東北医科薬科大学薬学部生薬学教室教授の佐々木健郎先生をお招きして「漢方医学と生薬学 -大学教育の現場から-」というテーマで90分間の御講演をいただきました。主な内容には、薬学部における生薬学と漢方医学教育にまつわる課題、薬能と薬理について呉茱萸や附子などの具体例と照らし合わせてのお話、さらには漢方方剤の作用機序解明のために行われている実験結果に基づいた解説などがありました。

 

現代医療においては薬理作用の解明が必須であるとの前提に立った上で、生薬の薬能を現代薬理学の言葉に翻訳しながら理解するとよいというお話や、呉茱萸アルカロイドとトリプタン製剤はともにCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)の放出抑制やセロトニンニューロン系を介した血管収縮作用によって片頭痛を緩解するという薬理学的機序のお話など、たいへん興味深く拝聴いたしました。

 

当日は、医師、薬剤師、医学部生、さらには鍼灸師や一般の方まで、30名を超える皆様方に御参加いただきました。出席者の皆様、また御講演いただきました佐々木健郎先生にこの場を借りて改めて御礼申し上げます。

 

来年度の漢方研修会は現在計画中ではございますが、あいにく詳細はまだ決定しておりません。ポスターやホームページなどで追って御案内いたします。是非また足をお運びくださいますようよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 



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