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漢方・総合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催「2018年度 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー②」が開催されました。(2018年7月17日)

2018/7/30(月)

2018年7月17日(火)東北大学大学院医学系研究科漢方・統合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催で、2018年度診療に役立つ漢方セミナー(第2回)が東北大学クリニカル・スキルスラボ5階グループ学習室にて開催されました。

 

今回が今年度第2回目でしたが、更に新規にご参加いただいたメンバーにも恵まれ、今回も準備した椅子では間に合わなくなり急遽椅子とテーブルを追加致しました(合計23名、当科スタッフを除く)。

漢方普及の今後を担うメンバーが増えることにたいへん喜びを感じております。

 

今年度のテーマは『漢方の診察法』で今回の第②回目は『脈診(みゃくしん)』でした。

今回の『脈診』では時間の関係で、触れる脈の“強さ(実脈・虚脈)”“太さ(大脈・細脈)”“脈の緊張度(弦脈)”についてグループで学習しました。脈診に関するミニレクチャーの後、各テーブルで最も脈の強い/弱い、太い/細い、緊張している代表者を選びました。その代表の方々に前に出ていただいて、今回ご参加のメンバーの中で最も強い/弱い、太い/細い、緊張している方のチャンピオンを選出いたしました。その後参加者の皆さん全員でその両極端の脈の違いを感じ取りました。緊張した脈(弦脈)についてはだんだん緊張が解けていってしまい、最後の方まで順番が回らないというハプニングも!ありましたが・・・常に体は変化しているということを知ることができました。

 

各グループの発表が終わる頃には煎じ薬も出来上がり、恒例となっております試飲となりました。脈の状態に併せた漢方薬が煎じられましたが、各テーブルで「美味しい・飲みやすい」という一方で「苦い・渋い」といった感想が出ました。漢方薬を美味しくまたは嫌がらずに飲める時は、その漢方薬が体に合っている証(あかし)と言われています。その「美味しい」という意見が多かった漢方薬が『抑肝散(※イライラしているときによく使われます)』であったことは、ご参加の皆さんが普段から「ストレスが多い生活をしている!?」という結果となり、皆さんが苦笑していたのが印象的でした。

 

今回も全ての時間を通して驚き、笑いの絶えない楽しい時間を過ごすことができました。

ご参加の皆様には改めまして御礼を申し上げます。

 

今年度のセミナーは引き続き

第3回10月2日(火):腹診

第4回12月4日(火):漢方ゲーム(※当初の予定と変更となっております)

第5回(来年)2月5日(火):経穴診、まとめ

を予定しております。引き続き皆様のご参加をお待ち申し上げております。

 

 

 

 



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