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漢方・総合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催「2018年度 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー③」が開催されました。(2018年10月2日)

2018/10/15(月)

漢方・総合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催「2018年度 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー③」が開催されました。(2018年10月2日)

 

2018年10月2日(火)東北大学大学院医学系研究科漢方・統合医療学寄附講座/総合地域医療研修センター共催で、2018年度診療に役立つ漢方セミナー(第3回)が東北大学クリニカル・スキルスラボ5階グループ学習室にて開催されました。

 

今年度第3回目のセミナーでしたが、更に新規メンバーに恵まれました。漢方普及の今後を担うメンバーが増えることにたいへん喜びを感じております。

 

今年度のテーマは『漢方の診察法』で、今回の第③回目は『腹診(ふくしん)』でした。

今回の『腹診』も日本漢方では非常に特徴のある診察法です。中国(中医学)では腹診についての記載はほぼありません。これまでの経験から体の状態を“お腹”の所見が反映するということが知られています。

普段ですとこれまでの様に、参加者同士がお互い舌(第①回)や脈(第②回)を診合いましたが、お腹となると少々難しいので、東北大学漢方内科が誇る!?「腹診シミュレーター(マネキン人形)」を準備いたしました(※1体云十万円だそうです!)。このシミュレーター(マネキン人形)は、患者さんの実際の皮膚の触感を忠実に再現しており、また病態を疑う所見(例➡胸脇苦満:きょうきょうくまん、心下痞硬:しんかひこう、小腹不仁:しょうふくふじん・・・など、詳細は割愛いたします)を忠実に再現しています。これからの医学生・研修医・東洋医学会専攻医等の教育にたいへん注目を浴びています。

当セミナーでは医師以外多くの職種の方々にご参加いただいておりますので、普段患者さんのお腹に触れることはできなくても、今回シミュレーターで思う存分触れました。今回皆でその感覚を共有できたことは貴重な体験でありました。

 

全員が一通りシミュレーターに触れ最後の学習評価を受ける頃には煎じ薬も出来上がり、恒例となっております試飲会となりました。いつもの通り「美味しい!」という感想を仰った方・・・「その薬があっていますよ!!」ということで、ご自身に合っている、ないしは体が欲している薬を知っていただいて散会となりました。

今回も全ての時間を通して驚き、笑いの絶えない楽しい時間を過ごすことができました。

ご参加の皆様には改めまして御礼を申し上げます。

 

今年度(2018年度)のセミナーは引き続き

第4回12月4日(火):漢方ゲーム

第5回(来年:2019年)2月5日(火):経穴診、まとめ

引き続き、当科の活動にご注目いただけましたら幸いです。

 

 

 

 



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