第25回漢方研修会を開催いたしました。(2019.7.9)
2019/7/12(金)
第25回漢方研修会を開催いたしました。(2019.7.9)
2019/7/9(火)
第25回漢方研修会を開催いたしました。
東北大学医学部星陵キャンパスにて、令和元年度第1回(通算第25回)漢方研修会を開催致しました。
慶応大学医学部漢方医学センター客員教授、大塚医院院長の渡辺賢治先生にご登壇いただきまして「未病の漢方治療」と題してご講演いただきました。この最近話題の“未病”について渡辺賢治先生は全国行脚をなさっているとのことですが、今回の研修会は仙台初となりました。
未病とは病気になる前の「何かちょっと不調」の状態で、この段階で治療(予防)ができれば、生産年齢層のパフォーマンスが上がり社会保障費の削減にも繋がると試算されています。その試みとして神奈川県の実例をご呈示いただきました。未病における免疫、神経、筋力、腸内細菌・・・の状態に対して漢方薬が改善するdataもご紹介いただきました。また漢方医学というと“漢方薬”を用いることはもちろんですが、薬だけで無く“養生(ようじょう)”が必要ということも併せて解説頂きました。参加の皆様にとって「病気の一歩手前」に効かせる漢方があることは今後の健康管理に少なからず好影響を及ぼすものと考えております。
今回のご講演をきっかけに慶応大学の皆様と東北大学の横の連携を強めていけたらと考えております。そして頂いた情報を地域の健康増進に活かしていただけたらと思って居ります。
/////次回“漢方研修会”予告/////
10/4(金)18:30~20:00
第26回 「麻黄湯とインフルエンザ」
福岡大学病院総合診療部教授
鍋島茂樹先生
です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。