HOME活動報告 > 漢方・統合医療学共同研究講座/総合地域医療研修センター共催、一般財団法人日本漢方医学教育振興財団協賛で「2019年度 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー(第2回)」が開催されました。(2019年7月23日)

漢方・統合医療学共同研究講座/総合地域医療研修センター共催、一般財団法人日本漢方医学教育振興財団協賛で「2019年度 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー(第2回)」が開催されました。(2019年7月23日)

2019/7/26(金)

漢方・統合医療学共同研究講座/総合地域医療研修センター共催、一般財団法人日本漢方医学教育振興財団協賛で「2019年度 診療に役立つ漢方治療の知識・技術を系統的に学ぶセミナー(第2回)」が開催されました。(2019年7月23日)

 

2019年7月23日(火)に東北大学大学院医学系研究科漢方・統合医療学共同研究講座/総合地域医療研修センター共催、一般財団法人日本漢方医学教育振興財団協賛で、2019年度診療に役立つ漢方セミナーの第2回が東北大学クリニカル・スキルスラボ5階グループ学習室にて開催されました。
 本会はお陰様で実際の臨床現場で日々漢方を取り扱う医師や薬剤師はもちろん、学生(医・歯学生、薬学生)、鍼灸師ほかの医療職の皆様にもご参加いただいております。将来漢方・統合医療を担うであろう若手の成長に大いに期待をしているところです。

今回は毎年度恒例となっております『養生双六(ようじょうすごろく)【夏】』でした。
双六を通じて皆さんに楽しんで頂きながら夏ならではの注意点と養生法を覚えて頂きました。
当科で作成したこの双六は完全オリジナルです。その楽しみ方の概略をご説明いたしますと
①プレーヤーは自分の体質checkシートを元に、最も点数の高い体質(気虚、気滞、血虚、血瘀、痰湿、陰虚のいずれか)を1つ決めます。
②サイコロを振って進んだ項目に対して、各体質毎に点数がプラス・マイナスされます(スタート時の持ち点は50点から)
たとえば“ビアガーデン”であれば、気虚±0、気滞+3、血虚±0、血瘀-3、痰湿-5、陰虚±0、“オリンピック観戦”であれば、気虚-3、気滞+3、血虚-5、血瘀±0、痰湿±05、陰虚-10、で持ち点が加減されます。
③マイナスポイントがついてしまっても、手持ちの養生カードが各体質に宛てはまればブロックできます。たとえば“当帰芍薬散・養生カード”が手元にあれば、血虚に伴うマイナスポイントをブロックできます。
④仮に持ち点が0になった場合は、”入院(1回休み)”となり、その後20点を特別に付与され再度プレーに入ることができます。
⑤最後に最も持ち点が高かったプレーヤーが勝者です。

今回も毎回恒例の煎じ薬の試飲も行いました。今回はテーマが【夏】でしたので清暑益気湯(せいしょえっきとう)でした。本剤に含まれる生脈散(人参、麦門冬、五味子)の構造も含めて夏ならではのこの薬について生薬を手に取り勉強しました。五味子をかじって、その「五味」について様々な感想が出たのも印象的でした。

今回も全ての時間を通して驚き、笑いの絶えない楽しい時間を過ごすことができました。
ご参加の皆様には改めまして御礼を申し上げます。

今年度のセミナーは、第3回10月8日(火):参耆剤、第4回12月3日(火):麻黄剤、第5回来年2月4日(火):桃仁・牡丹皮(駆瘀血剤)、まとめを予定しております。

引き続き皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

 

 



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